問題解決力

【超重要】知らずに起きてる相手を不快にする現象

みなさんは気分がいいとき、わるいとき、様々な感情が入り組みながら普段の生活を送っているかと思います。
どうせなら気分がいい状態で生活したいところですが、そうもいきません。
機嫌が悪い上司、愚痴ばかりの友人など近くにいるだけでも気分が滅入ります。

なぜ、周囲の影響で自信の心の持ちようが変わるのでしょうか?
今日はそんな感情にまつわるお話をします。

感情は伝染する

みなさんはこんな経験はないでしょうか。

  • 上司が執務室に入ってきた瞬間、気分が落ち込む
  • 怒られてる人を見ると、嫌な気持ちになる
  • 電話越しの態度に対して、イライラする
  • 隣の人が笑っていると、自分も笑ってしまう
  • ドラマの主人公が泣いていると、自分も泣いてしまう

私達は直接的に影響を及ぼさなくても、なぜか間接的に感情を揺さぶられます。
それは現実世界、テレビ、電話、本など、環境を問わず関係してくる現象です。
それでは、なぜそんな現象が起きるかをご説明します。

ミラーニューロンとは

人には、神経細胞の一つで共感細胞と呼ばれるミラーニューロンというものがあります。
これは、他者の真似をするよう自分の行動に働きかけているものだと考えられており、他者の考えを理解することにおいても重要なものです。
ですので、自分が体験していなくても、相手の行動を見たり聞いたりしただけでミラーニューロンが活性化され、あたかも自分が経験したかのように脳内でシュミレーションされます。

感情伝染がもたらす影響

私達は他人の行動から、自身の脳内でシミュレーションをして、疑似経験を得ているということが分かりました。

つまり、よくもわるくも周囲の環境があなたの感情をコントロールしていることにもなります。また、あなた自身の行動も周囲に影響を与えてることも忘れてはなりません

周囲の人から、「今日は何かいいことでもあったの?」や「何か悪いことでもあったの?」など聞かれることがあるなら、あなたの感情すら身近にいる人に大きな影響を与えてるシグナルと捉えたほうがいいでしょう

感情の伝染は特にネガティブな要素が伝わりやすく、仕事などでは注意が必要になります。
プロジェクト進捗が悪く、イライラしてる上司に改善案を出したいけど萎縮して相談できないなど、上司の気分で仕事の良し悪しが決まってしまうこともあるでしょう。
また、常に笑顔が絶えないチームでのプロジェクトではポジティブな要素が蔓延しているので仕事上良い提案が出来たりもします。

感情をコントロールすることで仕事や人間関係にも影響することを認識しましょう。

感情コントロール

他人からの感情の影響は理解できたけど、自身も感情コントロールしなければ周囲に影響を及ぼす可能性があります。
しかし、感情コントロールはとても難しく困難を極めます。
なぜなら感情とは自身の事象に対しての生理的現象だからです。
ですが、考え方を少し変えればちょっとしたコントロールは可能です。
今回は感情コントロールに関しての言葉を4点ご紹介します。

感情が運命を大きく左右していることに気づきなさい。感情のコントロールができる人が、人生の勝者です。

ジョセフ・マーフィー

喜怒哀楽のはげしさは、その感情とともに実行力までも滅ぼす。悦びにふける者は、悲しみにもふけるが習い。ともすれば、悲しみが悦び、悦びが悲しむ。

シェイクスピア

人は、他人に負けるんじゃなくて、他人に抱いた感情に打ちのめされて負ける。他人がどれほどのマイナスを吐き出したとしても、自分がその上を歩かなければ、その吐き出したもので転んだり、傷つけられたりすることもない

ロングテール

何事にも動揺するな。感情を持ち込むな。悲しみや憐れみを感じてはならない。何も感じることなどない。任務を遂げろ

マイク・タイソン

まとめ

今回は感情コントロールについてお話しました。
人が十分にパフォーマンスを発揮できる状態とはやはり環境であり人間関係だと思ってます。
いい環境ではいい人間関係が構築され、悪い環境ではギクシャクした人間関係が構築されます。
ただ、それは悪気があって出来た環境ではなく、人間がもともと持ってる能力なども作用してることを覚えてください。この能力をうまく利用すれば人間関係が良好になるということもお忘れなく。

筆者の一言

私もこの感情コントロールで精神的に病んでしまった過去があります。
色々調べると自分自身だけではどうしようもないと知ってから特に気にならなくなりました。
やっぱり負の感情ほど強く遠くまで伝染する感じはします。良い感情はスポット的にしか起きない感じです。
この蔓延した負の伝染を解決するために、「空気読めないキャラ」を習得しました。
みんなが言えないことを代弁して問題の解決を目指す試みです。
そんなことをしているうちに、気づくこともあります。
やはり人間どうあれ正義のために活動してるんだなと思います。
負の感染源(笑)の人と話をしても、悪い人ではなく何かをしようと必死な感じが見られます。
立場上強く言わないといけない場合など、諸所の理由があろうかと思います。

何はどうあれとてもむずかしい問題ですが、自分自身できることがあるなら色々試して見たいものです。

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