問題解決力

何かを始めたいけど行動に移せない人へ

行動するのが億劫だ

会社の新規事業に率先して参加したいが、出来るか不安で腰が引けてしまう。Youtuberになって趣味の動画を上げて広告収入を得たいが、やり方が分からず挫折した。

結局現状維持ということを正当化して行動できないことはしばしばあります。
人間新しいことにチャレンジすることにとても抵抗を感じます。

  • 「自信がなくて怖い。」
  • 「失敗ばかり考える。」
  • 「完璧を求める。」
  • 「楽をしたくなる」

みなさんも、こんな風に考えたことはありませんか?

自信がなくて怖い

やりたいことについて、自信がなく、行動に移せない人は多いのではないでしょうか。
自信がなぜないか?を考えた時に、経験不足やスキル不足が挙げられます。
経験は体験してみないと得ることができないですし、スキル不足についてはやってくうちに学習することが多いので最初から気にしなくても問題ありません。
経験とスキルアップともに向上できるいい機会を手に入れたという気分でチャレンジしましょう。失敗は間違いでも悪でもありません。

失敗ばかり考える

やりたいことは見つかったけど、失敗したらどうしようなど人間マイナス思考になりがちです。
ですが、失敗が想定できてる時点で回避術を考えることが出来ます。
また、実際にやってみることで意外とうまくいくこともあるので実践と失敗を繰り返しながら考えていきましょう。

完璧を求める

まずはプロと同じ環境を揃えて~など、やる前から完璧を求めてしまいがちです。
やりたいことが見つかる大抵の場合は、プロの技術を目の当たりにしたときが多いと思います。
そのため、周辺機器から同じものを揃えないと同じ土俵に上がれないと錯覚しがちです。
プロも昔は手元に有るものから初めて今に至っているのです。
道具集めなどで手段が目的化しないようにしましょう。

楽をしたくなる

今やネットで調べれば、自動化やコンサルティングのサイトがたくさん出てきます。
人間楽をしたくなる生き物なので、結果までの過程をどうしても軽視したくなります。
しかし、その過程で色々なことを学び、色々な人と出会い、数々の経験を経てこそ、また自分が志す未来が変わってくるものです。
今あなたが思っている結果は将来変わっていくものです。

困難は分割せよ

ルネ・デカルトは、遍歴生活に移る1618年から亡くなる直前の1649年まで複数の書物を記しました。
『方法序説』第2部のなかで以下の表現が見られます。

「私が取り組む難しい問題のそれぞれを、できる限り多くの、しかもそれを最もうまく解くために要求されるだけの数の小さなパーツに分割すること。」

『方法序説』第2部

 

つまり、「困難は分割せよ」です。

前章でもやりたいことに対する不安や完璧主義等を上げてきましたが、この「困難は分割せよ」という言葉に当てはめて考えると行動しやすくなります。

行動に移すために

大きな目標であればあるほど、行動できなくなります。
それはなぜかと言うと、どうすれば達成できるか?それは今のスキルや経験で達成できるのか?という不安が邪魔をします。
そういった場合は、自分ができる部分まで因数分解をすることが大事です。
最も簡単な方法は単位を下げていく方法があります。
年レベル、月レベル、毎日の生活というように、単位を下げてやれることを考えてみましょう。
例えばスキルに自信がない場合は、勉強が必要になると思いますが、毎日電車の5分間だけ勉強してみるという風に腰を据えて取り組める小さなパーツに分解することで、日々小さな目標を達成できます。この小さな達成感の積み重ねが推進力となり大きい目標までも成し遂げてしまうのです。

「一人で闇のなかを歩く人間のように、きわめてゆっくりと進み、あらゆることに周到な注意を払おう。そうやってほんのわずかしか進めなくても、せめて気をつけて転ぶことのないように、と私は心に決めた」

『方法序説』

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。
やりたいこと、目標などは大きくて当たり前です。ただその大きさに怯んでしまったら元も子もありません。
自分の出来るタスクまで分解して、それをこなすことで、徐々に大きなことを成し遂げることが出来ます。
これを覚えている限り、怯むことはありません。行動して色々なチャレンジをして多くを学ぶことでいい人生を歩んでいってください。

筆者の一言

今回デカルトの言葉を引用してみました。
この分解を使ってみると物事の本質を見抜くことが出来るようになるので日々意識しています。
スケボー選手になりたい→スケボー購入→3万円→資金調達→アルバイト実施→週3で1ヶ月で貯まる→アルバイト募集記事検索→面談の服装など
また、
トラブルが起きる→作業員のミス→初心者だった→責任者は初心者と知っていた→誰も教えなかった→教える風習がない←会社の方針 ←作業マニュアルの作成、作業前にMTG
よくある現場の一コマですが、こんな風にも使えます。なぜなぜ分析ってやつですね。

考えることは大事なので日々疑って生活します。

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